髪の毛がべたつく、臭いを無くす対策
夜に髪を洗ったのに、次の朝にはべたついている。夕方に髪が濡れたようになってしまう。これは、脂分がたくさん出ていることが原因と考えられます。私もしばらく解決できずに、困りました。
ベタベタ髪は見た目が恥ずかしく、臭いに自分で気づくこともありました。指で頭皮を触ったあとに、においを嗅ぐと独特のくささがあるのです。どうにかしたいと思い、いくつか対策をしました。シャンプーを変えたり、指で頭皮をしっかり洗うようにしたり。すすぎを念入りにしたり、しっかり髪を乾かすことも。
最終的には、相性の良いシャンプーに出会い、べたつきは解決しました。
まいにち溜まっている脂分や老廃物、今まで使っていたシャンプーの添加物をごっそり取ることは重要ですが、それではまたベタつきを繰り返してしまいます。だから調度良いシャンプーを探す必要がありました。
ちょうど良いシャンプーを使うと、今まではボリボリかきたくなるほど頭皮のかゆい日があったのですけど、おさまりました。
シャンプーのせいでかゆみが出ていたのかもしれません。中学・高校生の頃はフケの悩みもありましたが、最近は調子が良いようです。
中学生・高校生の頃はフケに一番悩んだ時期でした。白い粉のように肩や背中について恥ずかしいのです。だって不潔に思われるでしょう?頭をかくと、パラパラと大量に落ちてくるのです。あとは、とにかくかゆくて気が付くと指でかいたり、無意識にシャーペンの後ろでかいていたり。
結果的にシャンプーを変更して、フケとかゆみはおさまっていきましたが、シャンプーだけが原因ではない、と感じました。まず、「よく洗う」ことより、「よく洗い流す」ことがフケ防止に良かったと思います。あとは、髪が当時は長かったので、シャンプー後にしっかり乾かすべきでした。
実は以前に、シャンプー直後から頭皮の臭いを感じていた時があったのです。自分でにおいが分かるほどなので、周りの人も気づいていたでしょう。だけど、シャンプーの洗い方ばかり気にして、洗い流しや乾かし方まで、気をつけていませんでした。
今はかゆみや湿疹も少なくなり、すごく頭皮の調子は良しです。
おなじお悩みを持つあなたは、さんざん洗い方の工夫をしたかもしれません。それでも、洗い方だけで解決できたら、シャンプーを変える必要は無いので、あらためて一緒に復習しましょう。
頭皮を洗うイメージ?
まず、髪と頭皮のトラブルは分けて考える必要がありそう。髪がパサパサ広がることと、頭皮がベタベタすることは別で考える。
一方、多くのトラブルは頭皮環境ひとつで解決できる可能性があります。頭皮トラブルといえば・・・
- フケ
- かゆみ
- 乾燥
- 湿疹
- ベタつき
乾燥とベタつきは、逆のように見えますが、そうではないです。女性のあなたはスキンケアに詳しいと思いますが、それと同じです。乾燥肌さんとオイリーさん、どちらもお肌の環境を整えることで、トラブルは減少します。
髪の毛の汚れは、シャンプー前のシャワーだけで90%落とすことができます。脂分は残ってしまうので、シャンプーという洗剤を使うわけです。しかし、女性のかたなら理解しやすいと思いますが、「スキンケアは落とせばいいってもんじゃ無い!」ことを知っているでしょう。
洗顔・クレンジングした後に、なにもしないと、脂分が湧き出てきます。
これは体質(肌質)によるので、脂分が出ずにカサカサの人もいるでしょう。
健康的な食事、規則正しい生活であるほど、特別なスキンケアをする必要が無くなります。脂っこいものを食べ過ぎないとか、睡眠をたっぷり取るとか。
しかし、現代人はそううまくいかないので、スキンケアに頼ります。紫外線や人間関係のストレスなど、ありますし。
そして、頭皮を洗う時も、「脂を落とせばいいってもんじゃない」といえます。保湿するのは大げさかもしれませんが、最低限の洗浄力で汚れを落とすと良いのです。
お湯シャワーだけで良い?
頭皮の荒れ、かゆみ、フケなどが気になる時、シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗う。これはひとつの良い作戦です。
私は体のベタつきが嫌いなので、何度もシャワーに入ります。頭も流しますが、毎回シャンプーは使いません。ただ、2日目になると、髪はべたつきを感じ始めます。なにか支障があるわけではないですが、ベタつきはします。
頭皮の荒れも、シャンプー次第で良くなったり、悪くなることが多くあります。
汗かき
私は汗をかく方なのですが、正直汗かき対策は難しいです。
体の汗は、制汗剤を使えますが、頭汗は・・・。とりあえず、汗をかいても1日の終りに正しくシャンプーをしておけば、頭皮をリセットできます。それで、翌日のベタつきやにおいは軽減されるはず。
香りでごまかす方法は、逆に変な匂いに混じりあって気持ち悪いので、やめたほうが良いでしょう。
シャンプーの選び方は男女別?
実はシャンプーの選び方はパターンが決まっています。まず、男性で頭皮が気になる場合は、「スカルプシャンプー」です。
女性でもスカルプシャンプーが使えるのですが、女性は髪の長い人が多く、ツヤを気にされるひとが多いでしょう。だからこそテレビCMで流れるような「サラサラ~」系市販シャンプーが売れているはず。
しかし、髪サラサラ系シャンプーは、髪の美しさに着目しているので、頭皮にはキツイ場合があります。若者向けに無駄に香料を使っていたり。
頭皮環境を整えるためには優しい成分が良いのですが、代表的な「ノンシリコンシャンプー」は、髪がキシキシしがち。
つまり、サラサラ系とノンシリコン系は、それぞれメリットデメリットがある、ということ。
ところが、その2つをうまく合体させて、頭皮に優しく、髪に艶のでるシャンプーを見つけたのです。もし予算がゆるすなら、あなたも一度使ってみてください。中高生であれば、ドラッグストアのちょいお高め(1,000円代)くらいで、良いと思います。
「薄毛」のお悩み対策として選ぶ場合は男女で違いはあります。べたつき、フケやかゆみ。湿疹なら、男女共通と考えて良いでしょう。
ただ、市販(ドラッグストアやスーパー)の傾向として、男性向けは頭皮に注目していて、女性向けは髪をきれいにする場合が多い印象。だから女性でも、男性向けのフケ用シャンプーを使うのはアリです。ただし、においが気になるかもしれないです。
あとは、男女の食生活などの傾向として、男性は頭皮もアブラっぽい人が多いと予想されるので、シャンプーも洗浄力が強めになるかも。汗をかく量、汚れ方、皮膚の厚さ、仕事のストレスなどでも男女で傾向はあると思います。
とりあえず1,000円以下の商品は、万人受けに作られた商品なので、肌にあわなくてもしかたないです。あなたに合う製品があるとよいのですが。
シャンプーの選び方をまとめると・・・
- スカプルケアシャンプー
- 育毛成分入りシャンプー
- ノンシリコン(アミノ酸)
- 市販の髪サラサラ
- しっとり系
スカルプと育毛成分入りは、薄毛さん用。ノンシリコンは、フケやかゆみなど頭皮の荒れが気になる人用。しっとりは、髪をまとめたいひとにおすすめ。
最後に、私の知っている有能なシャンプーをメモしておきます。ランキングではなく、お悩み用途で選ぶのが良いです。
uruotte(うるおって)
頭皮をすっきりさせながら、紙をつやつや美しくなめらかにしたいあなたにはuruotteが良し。頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーです。成分は天然アミノ酸+ホホバオイルが特徴。
アミノ酸系シャンプーは本来、洗浄力と髪の艶が出にくいデメリットがあります。しかし、uruotteはバランスが良い。そしてコストパフォーマンスが優秀なので、まいにち使うシャンプーだからありがたい。はじめての場合は、お得なスペシャルトライアルセットが購入可能。
使える量の目安は、1ヶ月半から2ヶ月分。香りが良いので、女性に向いていると感じました(無香料とアロマの種類から選べる)。リンスはいらないタイプ。
うるおってに限らず、シャンプー内容量の目安は250g(ml)でおよそ2ヶ月。ロングヘアの人は1ヶ月、セミロングなら1ヶ月半くらいが目安になります。
アルガンK2
アミノ酸+アルガンオイル配合のシャンプー。頭皮トラブルにお悩みのかたが口コミで購入されているようです。ギトギト髪がさっぱりになった!と評判。
300mlで約4,000円なので、1ヶ月2,000円目安。コンビニ払い可能です。
きのね
洗いすぎる化学的な市販シャンプーの真逆を行く、超天然成分シャンプー「きのね」。
頭皮のことを考えた成分「植物性スクワラン、ホホバ種子油、オリーブ果実油」。これは皮脂に近い成分なので、
頭皮になじみやすく、保湿になります。
スクワランは天然の保湿剤で、皮脂膜と同じように頭皮を守る。もともと人の体内、皮脂に含まれるスクワレンとほとんど同じ成分なので、皮脂膜へのなじみや角質層への浸透がスムーズと言えます。
ホホバ種子油も、オリーブ果実油も、皮脂になじみの良い成分。高い保湿効果があり、お肌にさらっとなめらか。そして、常在菌(じょうざいきん)を意識した製品になります。
◎適度な頭皮の潤いが常在菌に不可欠
誰でも、皮膚の上には常在菌という菌が生息しています。この常在菌には、良いはたらきをする菌と、時に悪いはたらきをする菌があります。2種類の菌のバランスが取れていれば、頭皮も髪もすこやかな状態になるのですが、バランスが崩れてしまうと、ベタつきやにおい、フケ、かゆみ、抜け毛などの頭皮トラブルの原因になります。
購入する場合は、2種類から選びます。髪をふんわりさせたい(ボリュームがない、細毛でコシがない)ひとはふんわり、髪をしっとりまとめたい人はしっとり、です。あなたの髪質に合わせて。
薬用コラージュフルフルネクスト
「コラージュフルフル」を知っていますか?持田製薬の作ったシャンプーなのですが、ただ髪を洗うだけのシャンプーではないのです。頭皮を洗います。
フケ・かゆみの原因を根本から対策するシャンプーになります。使ってみると、頭皮がさっぱりすっきりして、地肌をボリボリかきまくることがなくなり、私はとてもよい感じです。
コラージュフルフルネクストは、日本で初めてシャンプーとリンスにフケ原因菌(頭皮のカビ)の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」を配合しました。 頭皮をすっきり洗い上げ、髪をすこやかに保ちます。薬用・低刺激性・無香料・無色素。肌が敏感な方にもおすすめです。
頭皮・地肌にも、肌荒れがあります。ニキビが出たり、乾燥肌、オイリー肌、敏感肌などタイプが有るようです。一般的に、シャンプーというものは3つのタイプがあります。
- 汚れを落とす力が強いもの
- 髪を美しくみせるもの
- 頭皮に優しいもの
スーパーで買える安いシャンプーが私に合わなかった理由は、1番の「汚れを落とす力」が強すぎたと考えられます。花王のメリットあたりが該当するでしょうか?パンテーン、ツバキ、エッセンシャル、いち髪などはCMを見ると分かる通り、髪の毛をきれいにするためのシャンプーです。つまり2番。
もちろん個人差があり、あなたにとってダメなシャンプーだと100%言い切ることはできません。あなたが試す場合は、似たタイプのシャンプーばかりを試すとお金がもったいないので、買う前に成分表を見てみると良しデス。
「髪だけ美しくするシャンプー」との違い、見分け方はいくつかあります。たとえば「アミノ酸」「ノンシリコン」という単語です。
アミノ酸、ノンシリコンはどちらもやさしいシャンプー。だからこそ、泡立ちがいまいちだったり、髪に関しては「ノンシリコンの洗いあがり」に不満がある、そんな時代もありました。頭皮にやさしくても、髪がゴワゴワしたらいやですが、最近の商品はずいぶん良くなりました(しみじみ笑)。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
最後に「脂漏性皮膚炎」の対処法をお伝えします。実は、脂漏性皮膚炎が最も厄介。10年以上治らないこともあるやっかいな症状です。
脂漏性皮膚炎の具体的なトラブルは「フケの量」。フケは皮膚、角質が剥がれ落ちた物なので、「剥がれ方が異常」な状態と言えます。
お医者さんから言われる原因でよくあるのは、ストレスや食生活の乱れ。脂漏性皮膚炎は成人男性、とくに30歳から多く見られるので、ストレスの可能性は大きいでしょう。
ですが問題は、皮膚科の先生が「ストレスが原因だろう」と診断されても、処方される薬は「頭皮につける薬」。なので10年治らず長引くことがあります。
ストレス対策にスキンケアは効果があるか?
たとえばアトピー性皮膚炎(アレルギー)を考えると、やわらげるための方法は「食事か、スキンケア」があります。脂漏性皮膚炎の場合は、シャンプーやボディーソープを変更したり、お風呂あがりのスキンケアを大切にしたり、シャワーの水質(水道水)を変えて改善した人が実際にいます。
あとは、漢方で治した人もいました。
私は体の不調についてかんがえるとき、まず「腸内」を疑うことをオススメしています。「えっ?この症状も腸内の菌バランスが原因だったの?」というほど、腸は万病を招く可能性のある臓器です。
アレルギー系の話題はインターネットで調べても原因が分からず、医者に聞いても「とりあえずの薬」を出されることが多い・・・。その理由は、西洋医学の範疇外だったり、医師個人がアドバイスできる知識を持っていたとしても研究で立証されるまでは言えないこともあります。
まずは…スキンケアか食事。そこから始めるのが完治への近道だと思います。早く良くなるよう、祈っています。