効果のある薄毛治療法
30代であぶない状態になっていたわたしが、フサフサを取り戻した方法をおつたえします。
薄毛の原因はひとつではありません。それでもわたしがお話しようと思った理由は、「勘違い」している人が多いのではないか?と思ったからです。
薄毛になやむあなたは、育毛剤を調べてみたことがあると思います。その中でCMでゆうめいな発毛剤が「ゆいいつの医薬品」とせんでんしています。
唯一の発毛剤 ほんとうの意味
「ゆいいつの発毛剤」。このことばに嘘はありませんが、勘違いして使いはじめる人がいるのではないか?と思いました。
サラリーマンのあなたならわかってもらえるでしょうが、育毛はけっして安くありません。そして、一晩でマンガのようにバサッと生えることもありません。だから4ヶ月いじょうはつかうことになるでしょう。
さきに言いますが、今回、この”ゆいいつ”と宣伝する製品を悪く言うつもりはありません。ただ、ただしく知ってからつかって欲しいと思います。なぜなら取り扱いに注意が必要な”第1類医薬品”だからです。
ところで、大前提として。髪をとりもどす方法はいくつかありますが、長くつかうことになるなら「国が認めた」ものがよいと思いませんか?
☆国が認めたとは…
- 医薬品
- 医薬部外品(薬用)
- 医療機関の治療
この3つになります。”唯一”という発毛剤は1番にはいります。つまり「ゆいいつの発毛剤」ではあるが、「ゆいいつの解決策」ではないということ。
そもそも、ですが。できればあなたの「目的」を知りたいです。わたしは「髪フサフサを5年後、10年後もキープして、ちやほやされたい」です。
あなたも知っているとおり、よのなかには…
- かつら
- 植毛
- 増毛
このようなフサフサ術があります。
かつらや増毛ではダメですか?
それぞれの業界がライバルに対して「かつらは蒸れるでしょ?」「風でとんだら恥ずかしい!」「増毛って、抜けたらまたおかねかかるよね」などと、相手を悪くいいます。これはさすがにひどいと思いませんか。
でも、賢いあなたなら、技術の進歩を見逃していないはず。これらが「ゆいいつの発毛剤」よりほんとうに劣る方法なのか、知ってからえらんでほしいと思います。
とはいえ、世間がいちばん興味があるのは、育毛剤でしょうか?わたしがそう思うりゆうは、家で使えるから。たしかに楽です。
なのでここから、おもに「国に認められた」ほうほうをくわしくおつたえしていきます。このひとときで学んでおけば、にどとムダにお金をつかうことはなくなるでしょう。
まずは医療機関(クリニック)の薄毛対策から。
AGAとは
テレビCMでよく見かけるAGA(エージーエー)。これは育毛剤や成分、治療法の名前ではありません。AGAはわかりやすくいうと「ハゲかた」のしゅるいのひとつです。男性にいちばんおおいとされるのがAGAです。
ちなみにクリニックとは「診療所」の意味。病院とのちがいは医師の人数やベッドの数なので、クリニックもお医者さんです。
それでAGAとは。岩手病院のホームページによると…
AGAとはAndro Genetic Alopeciaの略で男性型脱毛症という意味です。
AGAとは思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなり、進行していきます。AGA(男性型脱毛症)の人は全国で1,260万人ともいわれています。
このAGAを診療するのがクリニックの「AGA外来」です。
クリニックの外来治療
クリニックによるAGA治療のメリットは「医師に相談できること」「医薬品をつかうこと」です。医薬品は「ミノキシジル」、それから飲むタイプの「プロペシア(フィナステリド)」をつかいます。
医薬品をつかうまえに、専門医師の診断をうけるので安心感があります。
ミノキシジルはあの「リアップ」に含まれている成分。そう、つまり「リアップ」だけがゆいいつの解決法ではないのです。そして、あなたがミノキシジルを使う方法はリアップだけではないということ。
ちなみにリアップは薬局で買えます。お医者さんはいませんが、第1類医薬品なので、あなたが買うときに「薬剤師がじょうほうていきょうをする義務」はあります。
ざんねんながら、クリニックのAGA治療は「自由診療(保険外診療)」なので、全額負担になります。ただ、最新のジェネリック(同じ効果で値段の低い)おくすりが登場しているので、お金の負担はいくらか楽になりました。ゆいいつの弱点は、あなたがお住まいのちかくになければ通院しづらいこと。
私の知る限り、ジェネリックをつかっているのはこちら。
日本で最初の発毛クリニック。16年間で135万人の治療実績。あとはリンク先にかいてあるとおり、事前に料金がわかります。
しょうじき、いままで「医療機関のAGA治療」が頭のなかにまったくなかった人は多いのではないでしょうか?それは、あなたのせいではなく育毛剤のせんでんがあまりに派手だからです。
「ゆいいつ」とは何か。あなたのまわりのひとたちにも教えてあげてください。
リアップのはなしが出たので、いくつかお話します。リアップのメリットは家庭でつかえること。反対に、AGA診療のメリットは、専門のお医者さんに相談してからつかうことです。
リアップ×5
リアップの注意書きをみると、このように書いてあります。
「リアップシリーズは医薬品の中で唯一、壮年性脱毛症における発毛効果が認められています」です。
[blogcard url="http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/"]
壮年性脱毛症とは「一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、ゆっくりと何年もかかって進行し、めだつようになるもの」と書かれています(大正製薬「リアップ」説明書より)。
つまりは「AGA」。クリニックでもリアップと同じく「ミノキシジル(+プロペシア)」をつかうので、同じと考えられます。
リアップにはさらに注意事項として「壮年性脱毛症”以外”の脱毛症、あるいは原因の分からない脱毛症」の人は使用しないでくださいとあります。ほかには…
- 高血圧の人、低血圧の人
- 心臓または腎臓に障害のある人
- 高齢者(65歳いじょう)
この方々は、医師または薬剤師にそうだんしてください、とあります。
このように医薬品とは効果が期待できるけれども、軽々しくつかうものではないということがわかります。ちなみに医薬品とは?
医薬品とは何ですか?
辞書によると医薬品とは「病気の診断、治療、予防に用いる薬」。
厚生労働省では「第1類医薬品」をこのように定めています。
その副作用等により日常生活
に支障を来す程度の健康被害を
生ずるおそれがある医薬品であっ
て、その使用に関し特に注意が必
要なものとして厚生労働大臣が指
定するもの
そして購入時は「薬剤師によるあなたへの情報提供に義務」があります。
医薬部外品とは
医薬品ではない、「医薬部外品」を知っていますか?
医薬部外品は、医薬品と化粧品のあいだ。人に対する作用がゆるやかなもの。予防効果が期待できるもの、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすもの、です。
いわゆる「薬用(やくよう)」と呼ばれるものも、医薬部外品にふくまれます。こちらはスターブリッド(下)。
医薬部外品として”認められているので”、「厚生労働省が効果を認めた育毛剤」と書いてあります。くわしい内容はリンク先であなたの目でちょくせつ確認していただきたい。
スターブリッドをえらぶメリットは、全額返金保証と「まとめ買いの割引」があることです。
ページにはさらにこうあります。
アメリカが育毛発毛効果を認可している『ミノキシジル』(医薬品)と
『スターブリッド』の効果を比較したところ、ほとんど変わらない効果が得られました。しかも、医薬部外品であるため、どなたでも安心してお使いいただけます。
このように書いてあります。どのデータを見るかによって優位性はかわりますが、とりあえず期待は高まります。
毛を生やしたい?
補足します。「薄毛」は、いくつかに分類されます。
- 毛が生えなくなった
- 毛の本数が減った
- 毛が細くなった
この3つはいずれも、頭が薄く見えます。
「髪が生えなくなった」とは、ほんとうにつるつるのじょうたい。本数が減るのは、毛穴ひとつひとつに生えている毛の本数。「毛が細くなった」とは、髪の毛の数は減っていないけれど、毛の太さがほそくなったじょうだい。
リーブ21によると…
日本人の場合、成人した人の髪の本数は、10万本前後と言われています。ただ、スコープなどで見てみると、1つの毛穴から2~3本の髪が生えることもあれば、1本しか生えていない場合もあります。また、毛穴の数は生まれつき決まっており、生後これを増やすことはできません。髪がフサフサして見える人は、しっかりとした太い髪が生えていて毛量がそれだけ多くなるからで、反対に数が多くても細い髪ばかりだと、毛量は少なくなります。
ごらんのとおり、毛穴から複数の髪が生えているばあい、そして髪が太いとフサフサにみえるのです。
ここを勘違いして、育毛剤をつかうのを止めはしません。けれども、医薬品については、健康リスクを考えてつかいましょう。
ちなみにリアップの「臨床データ(実験結果)」はこちらにあります。
[blogcard url="http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/index.html"]
ここまでのないようを、いちどまとめます。
- AGA…男性型脱毛症
- AGA治療…医療機関で治療(ミノキシジル、プロペシア)
- リアップ…医薬品(ミノキシジル)
- 医薬品…副作用のかのうせいあり
- 医薬部外品…医薬品よりゆるやかな成分
その他、リーブ21やアデランスなどの民間企業による発毛はおもに「頭皮をととのえる」方法になります。食事やシャンプー、洗い方、生活習慣などを総合してたいさくするもの。医療機関ではないので、「医薬品や治療行為は無い」です。
育毛剤と発毛剤のちがい
リアップ(医薬品)は発毛剤、そしてさきほどの「スターブリッド(医薬部外品・薬用)は育毛剤」と表記されています。ふたつのちがいをかんたんにせつめいすると…
発毛剤(医薬品)…髪を生やす。
育毛剤(薬用)…髪を育てる。抜け毛を予防する。
です。もしあなたが「発毛剤(ミノキシジル)をやめたら、元に戻った」という口コミを見たことがあるとしたら、それは育毛剤と発毛剤のちがいが出ている、かもしれません。
頭頂部(てっぺん)と生え際
じつは発毛の成分や治療法によって、得意と苦手があります。
ミノキシジルは頭頂部のうすげ、つまりあたまのてっぺんにいちばんの効果がきたいできます。ぎゃくに、おでこ(ひたい)が上がっていくパターンについてはミノキシジルだけでは対策がむずかしい、とされています。