お風呂のカビ取りグッズ 浴室タイル・壁天井掃除の仕方
まいにちのお風呂そうじや大掃除のときにきになるカビ。こすっただけでは落ちないからめんどうです。いままではカビ取り洗剤をラップでパックする方法がゆうこうでしたが、このカビををもっとかんたんにおとす方法を知っていますか?
この方法を使えば、まいにちの掃除が楽になります。そしてせっかくのリラックスタイムにカビを吸い込みけんこうを害するリスクを下げることにつながります。こどもからおじいさんまでつかうお風呂場ですから、キレイにしたいところです。
それで大事なことをいいます。カビの片付け方は「死滅させる」ことがいちばんです。
黒カビを死滅させるメリット
死滅させる理由は、「のこったカビはまた増える」から。なるべく死滅させることで、つぎの増殖がおそくなります。すると、こんごのそうじがらくになる。そして、死滅させるためにひつようになるのが「温度」です。
文部科学省のせつめいによると…
カビは通常は菌糸と胞子の状態で存在するが、その胞子には分生子(無性胞子)、子嚢胞子(有性胞子)および接合胞子が存在する。子嚢菌の麹カビと青カビを例としてカビ胞子を水に懸濁した状態での耐熱性について、表4に示した。子嚢胞子は最も耐熱性が高く、次いで分生子の順となっている。しかし、菌糸は胞子よりも耐熱性が低く、50度でほとんどの菌糸が死滅する。80度において、30分程度の加熱処理によりほとんどのカビが死滅することがわかる。
むずかしいはなしはナシにして、温度に注目してください。文部科学省のかいせつでは「50℃と80℃」という温度がでてきました。一例ですが、大手メーカー「リンナイ」の給湯器で50℃のお湯はだせます。
浴室のかべや気になるところにあついシャワーをかけておけば、カビの菌が死んでいくと考えられます。ただし、この方法はシャワーの設定温度をいちいち変えることになりますし、なにより怖くないですか?
私と同じ意見のあなたには、わたしとおなじ「スチームクリーナー(スチーマー)」をおすすめします。スチームとは、蒸気のこと。
スチームクリーナー
テレビショッピングでゆうめいな「ダイレクトテレショップ」のスチームクリーナーは110℃の蒸気が出ます(せいかくにはマシン内部でつくりだす温度)。なまえはH2Oクリーナー。
このページから申し込むと、おまけがつくので、とりあえずみてください。
高温の蒸気とカビの掃除、ぴったりだとおもいませんか?
ところでなぜわたしが洗剤よりスチーマーをおすすめするのか。それはわたしの実家がふるいからです。
どういうこと?とあなたは思ったかもしれません。
タイル目地、パッキン、塗り壁でこぼこ
うちの浴室はまず、細かいタイル張りです。つまり「目地(めじ)」「パッキン」がものすごい数なのです。そこを歯ブラシでごしごしやっていられません。(やっている方もいらっしゃると思いますが…。)
このタイルが壁の半分です。もう半分は、塗り壁(ぬりかべ)。なぞのゴツゴツした塗り壁で「こすり掃除」ができません。そして窓が開けられず、換気扇がない。だから、カビだらけになるのです。
うちの母は、ずーっと「なんでタイル?目地が…。この壁もなに?なんで換気扇がないの」とぼやきつづけていました。そこでスチーマーなのです。
お風呂場だけでもじゅうぶん価値を感じますが、公式に説明されているとおり、いろいろつかえます。「洗濯機」に入らないものは、スチーマーの出番でしょう!
もしくは、大掃除ならいっかいだけプロに頼むのは有効です。おかねはかかりますが、カビや湯あかを徹底的に除去してくれるでしょう。ダスキンなどなど。
防止法
カビを死滅させたあとは、なるべく増えないようにします。あなたのおうちでいままでカビが生えていたということは、その環境が「カビにとって好ましい」と考えられます。原因はおもに、湿度。
換気をしていなかったなら、換気が大切になります。
そして壁カビの発生源は、天井からふりそそいできた可能性があります。
天井はお風呂の湯気で水がつきませんか?さいしょのカビはそこで発生していることが考えられます。なので、お風呂を洗うとき、ついでに柄の長いモップ(クイックルワイパーなど)でひょうめんをふきとります。するとカビの菌がくっついて除去がきたいできます!
カビは80,000種類以上いるらしい。対処法はさまざまですから、まずはかんたんにできることからはじめましょう。
カビを吸い込み体を悪くする…。家族を守れるのはあなただけです。いっしょにやりましょう!