死ぬ前に後悔した1つの事 夫婦第二の人生シリーズ~子供独立後~
これは有名な話なので、あなたも聞いたことがあるかな。
死の直前、ベッドの上で頭に浮かぶ、後悔の数々。その第一位は、「やりたいと思ったことを、やっておけばよかった・・・」、これに尽きます。
この話を聞いて、「よし!今日から自分の心にフタをせず、正直に生きよう!!」と、行動を変えられる人は、ほとんどいないと思いますが、今のうちにやっておいたほうが良いこともあります。
定年後の楽しみとして、取っておくのもアリですが、「人生観が変わるレベル」の体験であれば、早めにやっておいたほうがお得。
40代、50代の子供独立後夫婦は、時間を作って、やってみましょう。夫婦円満につながります。
あ、長崎生まれのおじいちゃんが戦争で奄美に行って、その2ヶ月後に原爆投下。終戦後から今までずっと長崎に帰っていなかったおじいちゃん。いつか帰りたいという思いを知った孫が、子供の頃から貯金。20歳を越え社会人になってようやく貯金が目標に達して、おじいちゃんを長崎に連れて行った、という話を聞きました。
72年ぶりの故郷。それはそれは、感動したそうです。
そう考えると、自分が若くても、親孝行の時間は短いかも。
そんな「死ぬまでに体験しておきたい」ことを、いくつか厳選してまとめておいたので、「後悔したくないかも」と思った時の参考にしてください。
旅行
国内、海外を合わせると、未体験ゾーンだらけだと思います。時間があれば、日本一周・世界一周しても良いわけですが、資金が足りない場合もあるので、「行ってよかったランキング」的なものを参考にすると良いです。
あとは、単純に「あなたがずーっと気になっているところ」に行く。
◎世界三大がっかり名所
- マーライオン ( シンガポール)
- 人魚姫の像 ( デンマーク / コペンハーゲン)
- 小便小僧 ( ベルギー / ブリュッセル)
こんなところに行っておくのも、良いでしょう。
親世代、ジジババ世代で、海外旅行に行ったことがない・・・という場合は、今なら格安LCCで休日にササッと行くのも嬉しい。2白3日くらいなら、忙しいあなたでもチャンスあり、でしょう。
一方、日本国内の旅行を考えたときに、「観光」と「宿・温泉」という、2つの視点があります。
たとえば、わかりやすく「星野リゾート」を利用するとか。
[blogcard url="http://www.hoshinoresort.com/"]
あとは、定番ですが「日本のホテル・旅館100選」を、参考にする。
◎2016年ランキング
- 八幡屋 母畑温泉(福島)
- 白玉の湯 泉慶・華鳳 月岡温泉(新潟)
- 加賀屋 和倉温泉(石川)
- 稲取銀水荘 稲取温泉(静岡)
- 草津白根観光ホテル櫻井 草津温泉(群馬)
- 日本の宿 古窯 かみのやま温泉(山形)
- 水明館 下呂温泉(岐阜)
- いぶすき秀水園 指宿温泉(鹿児島)
- ホテル鐘山苑 富士山温泉(山梨)
- 指宿白水館 指宿温泉(鹿児島)
加賀屋は36年連続1位でしたが、2016年は3位に。ですが、あいからわず「おもてなし部門」では1位でしたし、極上の体験を味わえるはずです。サービス業の偉い人たちは、一度体験しておくと、自社のサービス向上に役立ちます。社員を連れて行くと、バッチリです。
あとは、そうだ。「ルレ・エ・シャトー」って、知ってますか?
格付けといえば、ふつうは「ミシュランガイド」だと思うんですけど、それと違う価値観の格付けが、「ルレ・エ・シャトー」。日本で認定されたホテルは、たったこれしかないみたい?です。
- あさば(伊豆 修善寺)
- 要庵 西富家(京都)
- 神戸北野ホテル(神戸)
- 強羅花壇(箱根)
- 天空の森(南きりしま温泉)
- 扉温泉明神館(松本)
- 西村屋本館(城崎温泉)
- 別邸仙寿庵(谷川温泉)
- べにや無何有(加賀)
- 忘れの里 雅叙苑 (妙見温泉)
知ってるお宿、ありましたか?
これが「ミシュラン・ガイド東京」になると・・・
アマン東京、グランドハイアット東京、コンラッド東京、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京、シャングリ・ラホテル東京、パークハイアット東京、フォーシーズンズ丸の内東京、マンダリンオリエンタル東京、ホテルオークラ東京・・・みたいなホテルが選ばれてます。
どっちが良いとかではないですが、興味があるほうの「贅沢」をぜひ、味わってみてください。
お金持ちの人が、気をつけたいのは、遺産相続。これ実は意外と、ドラマだけの話ではなく、わりと起きてます。揉めることがわかっているのに遺すわけですから、仕方ないともいえますが、一番いいのは死ぬまでに使い切ること。これが最強です。
子供とか孫が心配な場合は、旅行の「体験」という形でプレゼントしましょう。体験・経験は、使っても一生減ることのない、特殊技能に成ります。
旅行は毎月行きたいけれど、予算が足りない!という場合は、マル秘テクニックを用意してあります。
不朽の名作
あなたは、本・映画などをよく見るタイプの人ですか?
私は、人生の中であんまり触れておらず、そのことが恥ずかしいというか、コンプレックスを感じていたりしました。
実際のところ、本とか映画に触れないことで、どんな悪影響があったのか?それはハッキリしませんが、優れた本は、人間の生き方を変えるほどのインパクトがあると思う。
人間関係をスムーズにしたり、夫婦仲を良くしたり、子育てが上手く行ったり。ビジネスを始めるときなんかも、本を読みます。その分野に詳しい知人がいる場合は、直接話を聞けばよいわけですが、本を読むだけでも「専門家の脳みそ」が自分のものになる。
そうなると、名作・名著に触れる体験を老後の楽しみにするのは悪くないですが、若いうちに触れておいたほうがお得。
ただ・・・私が心残りに感じる本というは、「坊っちゃん」とか「銀河鉄道の夜」とかなんです。いわゆる名作と呼ばれるこれらの作品を読まずに死んでもいいのか?という気持ち。
わたし達の時間は有限ですから、読む意味が無いのだったら、後回しにしたい。
他にも、よく耳にする「罪と罰」「老人と海」とか。どうなんでしょうか。
すごくラッキーなことに、イマドキはインターネット動画配信・電子書籍が普及したので、どこでもスキマ時間を活用できるようになりました。
今、私が大注目しているのは、オーディオブック。本の内容を音声で聞く、というもの。
「オーディオブック」というものは、元々存在していたと思うのですけど、ようやくサービスが成熟してきた感じ。特に、FeBe(フィービー)は、最高。
理由は、声の収録にこだわっているから。
「坊っちゃん」で言うと、名作だからなのか複数のオーディオブック商品が並んでいて・・・鈴木杏(女優)・ささきのぞみ(声優)・宮本隆治(NHKアナウンサー)さんなどの朗読で楽しめます。
FeBeは、現在13,000作品以上ある。FeBeの人に話を聞いたところ、作品をどんどん増やしていきたいけれど、収録にこだわるので1作品ごとになかなかの時間が掛かるそう。
それでもこちらは、低価格で楽々読書体験ができるのですから、いい時代になりました。
本は“耳で”聴く時代へ!オーディオブックのFeBe(フィービー)
自己啓発、文芸作品、話題作など、ビジネスから娯楽まで対応してます。
メンタリストDaiGoさんがおっしゃってるとおり、倍速再生を使うと、人生の長さが2倍3倍になる。
映画
映画は、私の場合、「ジャッキー・チェン」とか「タイタニック」「ダイハード」「ミッションインポッシブル」などなど普通に見てきましたが、「黒澤明」を見なくてもいいのか?という話です。
これ、本にも共通することなのですけど、どうにも「古い表現」が、受け入れられない。食わず嫌いだと思いますが、食指が動かないというか。
これ実は、アニメ作品も同様でして。
一番心残りなのは、「ガンダム(初代)」。あの有名なガンダムを見ずに死んでもよいのか、です。
「だったら見ればいいじゃん」という話なのですが、機動戦士ガンダムは、1979年の作品。やっぱり、ちょっと見る気力が湧いてこない。
そんなガンダムの原点は、「宇宙戦艦ヤマト(1974年)」だったりするのだけど、ラッキーなことに2013年リメイク作品「宇宙戦艦ヤマト2199」が発表された。
オリジナルを知るひとからすると賛否あるのでしょうが、私は単純に面白かった。見てよかった作品です。
そして、今。機動戦士ガンダム(初代)をベースにした「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の映像作品が展開中なんです。
ただのロボットアニメではなく、人間模様が魅力と言われるガンダム。オリジンは、映像に古さを感じないので、本当に良いです。当時のファンとケンカをするつもりはないですが、オリジンを作った経緯が「原作に足りない部分の補完」「ファンの間違った解釈を正すため」とのことなので、私はオリジンを楽しみます。
動画配信なら、全話視聴可能。U-NEXTなら見放題です。
趣味、仕事
第二の人生は、好きなことをする!
これは、夫婦円満のために必須の項目ですし、独身のかたもハッピーに生きるためには必要なこと。今まで忙しかった奥様も、子供が独立して、時間が出来たら、やってみましょう。
夫婦で同じ趣味をするか?夫婦それぞれ楽しむか?ここは、個人差があります。離れる時間を作ったほうが、結果的に長くラブラブ夫婦でいられるパターンとか、家にいることが多かった奥さんと一緒に外へ行ったほうが、ラブラブ長続きする場合もあります。
独身でも、仲間を見つけることができるし、1人で楽しむこともできます。
「趣味と仕事」は、何で一緒なのか?
第二の人生において、「嫌なこと・つまらないことをわざわざやる必要はない」です。「仕事」というのも、「人の役に立ち、感謝されながらお金を稼ぎたい」みたいな事がかんたんに実現できるので、趣味のように楽しめます。副業なら、時間的に短くてもできます。
スポーツと楽器
第二の人生で、長く楽しめるのは、ゴルフ。そう思います。もっとお手軽に行くなら、ボウリングとか山登りも良いですネ。夫婦で楽しむことができますし、ひとり・友達といっしょでも。
あとは、楽器。
私は10代の頃、ギターに触れましたが、うまくならないまま社会人に成り、やがて離れてしまった。20代の頃は、ピアノが弾けたらカッコイイなあ(※)と思ったのだけどそのまま。 ※本当は「モテそう」と思いました。
50代、60代でも楽器は問題なくマスターできます。社交的な人は、カルチャー教室がおすすめ。ちょっと恥ずかしいなあ、おうちで学習したいなあという場合は、通信講座がおすすめです。
起業・副業・脱サラ・転職
一歩間違えると、地獄を見てしまう「仕事」の話。とくに脱サラとか定年後の開業は、成功例ばかりにスポットが上がりがち。注意しましょう。
子供が独立したら、あるていど好きな仕事を始めやすいタイミングだと思います。